江戸時代、高山の各町組が競って造り上げたといわれる祭屋台は、木組・漆・箔・彫刻・飾金具・染織・鍛冶、そして、からくりと飛騨の匠の技と心意気が渾然一体となり、国指定の重要民俗文化財として、高山祭りの重要な位置をしめ、内外にその価値は高く評価されています。屋台創建当時より今日まで、その保存と維持には各屋台組の情熱と努力もさることながら、そのかげで我々の先達が高い技術と細心の注意をはらって支えてきました。
昭和56年、高山屋台保存会の推薦のもとに、高山市教育委員会より屋台保存技術者としての認定をうけ、祭屋台の保存修理を主軸とした共同組合を設立いたしました。令和3年、設立40周年を迎え、歴代組合員からの教えである“てわざ”を合言葉にさまざまな継承、承継に努力し貴重な文化遺産を末永く後世に伝えていくことはもとより、受け継いだ“てわざ”を次の世代に手渡すことが私たちに課せられた使命であると考えます。
下記表をスライドしてご覧ください。
業種 | 名前 | 所属(屋号・彫号) |
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木工部 | 袈裟丸 幸雄 | 袈裟丸建築 |
木工部副理事 | 八野 泰明 | (有)八野大工 |
木工部 | 池田 義彦 | (有)八野大工 |
木工部 | 福田 英昭 | (有)八野大工 |
木工部 | 與嶋 和則 | (有)八野大工 |
漆・箔部 | 戸谷 昇 | 戸谷漆工所 |
漆・箔部理事長 | 野川 俊昭 | 野川塗師屋 |
漆・箔部監事 | 滝村 紀貴 | 瀧村漆工房 |
錺部会計理事 | 不破 健介 | 不破錺工房 |
彫刻部理事 | 元田 勉 | 元田木山(木山) |
彫刻部 | 野垣内 秀也 | 野垣内彫刻(亮丸) |
彫刻部・からくり部 | 高田 和司 | 飛騨高山佛所(慈圓) |
鍛冶部監事 | 新名 清雄 | 新名鍛冶屋 |
鍛冶部理事 | 田中 宏知 | (有)田中鉄工所 |
織物・表具 | 坂上 雅浩 | 坂上 加麗堂 |
設計 | 中田 秋夫 | 中田建築工房 |
設計 | 中田 剛 | 中田建築工房 |
下記表をスライドしてご覧ください。
ID | 氏名 | 認定日 | 解除日 |
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1 | 村山 群鳳 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成8年7月10日 没 |
2 | 遠藤 源一郎 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成9年7月10日 没 |
3 | 永富 信一郎 | 平成4年4月2日 認定 | 平成10年12月11日 没 |
4 | 白木 源蔵 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成11年1月2日 没 |
5 | 野川 和彦 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成12年9月5日 没 |
6 | 朝倉 茂造 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成17年1月3日 没 |
7 | 朝倉 将 | 昭和62年9月2日 認定 | 平成17年10月25日 没 |
8 | 新名 隆太郎 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成22年3月16日 没 |
9 | 杉原 茂夫 | 平成4年4月2日 認定 | 平成24年2月8日 没 |
10 | 袈裟丸 時男 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成24年12月21日 没 |
11 | 田中 文雄 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成29年3月31日 辞任 |
12 | 元田 三郎 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成29年3月31日 辞任 |
13 | 堀之内 稔 | 平成4年4月2日 認定 | 平成29年3月31日 辞任 |
14 | 八野 明 | 昭和56年3月2日 認定 | 平成30年3月4日 没 |
15 | 不破 健人 | 昭和56年3月2日 認定 | 令和2年3月31日 辞任 |
16 | 小島 政一 | 昭和63年6月7日 認定 | 令和2年5月16日 没 |
17 | 白木 良典 | 昭和62年9月1日 認定 | 令和6年5月10日 没 |
18 | 若林 繁夫 | 平成8年8月30日 認定 | 令和5年3月31日 辞任 |
19 | 東 勝廣 | 平成4年4月2日 認定 | 令和6年3月31日 辞任 |